自然な育児 母乳育児・私の発見 -ある母親が学んだこと- 

大和田 明子さんのメモより

(「マムだより」より転載)

第二回 良い母乳を出すために

まず、お乳に悪いことを知りましょう!

@お乳を搾る 絞る→乳房の奥が空く→赤ちゃんが飲みきれないほどのお乳が出てくる→たまり乳→乳腺炎

あごを使わなくてもお乳が流れ込んでくる (丸首の哺乳瓶授乳と同じ)

あごの発達が悪くなる

脳への刺激が少なくなる

フロッピーベビー(ふにゃふにゃの赤ちゃん)や噛めない子に
A油、砂糖、果物を食べる
Bカレーライスやチョコレートなど刺激物を食べる
乳質の低下→飲まない→たまり乳→乳腺炎
C餅や魚汁などお乳がたくさん出るものを食べる

*昔、食べ物が不足していた頃良いと言われた食品は今のように飽食の時代には逆に害になる  
飲みきれない→たまり乳→乳腺炎
Dアレルゲンである食物を母親が食べる(子どもがアレルギー体質の場合) 飲み残す→たまり乳→乳腺炎
E夜間授乳をしない(昼夜とも授乳間隔が3時間以上あく)

お乳がたまる(乳房が張る)→たまり乳→乳腺炎

*夜間は昼の2〜3倍もお乳が湧いてくるのです。
昼間50cc飲む赤ちゃんなら夜は100ccも150ccも飲むのです。

F母乳以外のものを与える

    A 離乳食の開始が早すぎる
    B 水分など余分なものを与える

*舌小帯異常などのため、母乳だけに移行させる手段として、ミルクを足す指導を受けている方は別です。
お乳が余る→飲まない→たまり乳→乳腺炎

                       

★乳腺炎になりかけたら、水分と食物を極力控え、漢方薬店でゴボウの種を買い、煎って10粒ほど食べ、五苓散(ゴレイサン)や葛根湯(カッコントウ)を飲んで急場をしのぎ、乳房手技を受けましょう。熱をとるためには、里芋湿布などの方法もあります。



● m o m の コ メ ン ト ●


 上の子、ユウが1歳になる頃、沖縄の嫁だった私は、旧盆のご馳走作りを手伝いながら、味見と称して強制的に豚肉料理を食べさせられること数日、とうとう左のオッパイが詰まり、桶谷式乳房手技の助産婦さんのところへ駆け込みました。カチンカチンに腫れた乳房をもみしだきながら、「何か心当たりある?」と尋ねる助産婦さん。「はい、お盆の豚肉だと思います」と答えると、「そうね、この黄色い膿みたいな乳汁は、間違いなく豚肉ね」と言われました。

 そのとき、なんともいえない喜びがこみ上げました。「豚肉を食べてオッパイが詰まる」という事実を理解してくれる人が目の前にいる!なんと心強いことか・・・。実は、桶谷式の乳房手技ができる助産婦さんのすべてが食事と乳房の関係を理解しているわけではないということは、それからだいぶ経ってから知りました。人によっては、こちらから思い当たることを相談してみても、「そんなことはまったく関係ない」と取り合ってくれない助産婦さんもおられるのだそうで、(それ以前に、助産婦さんのすべてが桶谷式のような乳房を傷つけない手技ができるとは限らないわけですから)本当に私はラッキーだったのだなぁと思います。

 オッパイのトラブルはいつやってくるかわかりませんから、妊娠中から、桶谷式やそれに準ずる「痛くない=乳房や乳腺を傷めない」手技のできる助産婦さんを身近に見つけておきましょう!
たいへん! オッパイが詰まった? 
私だったら まずやってみること



@ ホメオパシーのレメディーも助けになります。乳房が赤く腫れて熱を持っているときはベラドーナ、カチカチにかたくなっているときにはファイトラカなどが一般的ですが、そのとき感じることを元に選んだレメディーを試してみるといいです。

A 私の場合は、まず全身のだるさ、熱っぽさから気づくことが多いのです。これは、部分的な(乳房の)炎症が体全体に回ってしまったことを意味します。元になっている部分的な問題を取り除くことによって、全身の熱も下がります。(ミノリが生まれて2ヶ月も経った頃でしょうか?生まれて初めて悪寒戦慄というのを経験しました。ブルブル震えて、とにかく寒い!服を着込んでも布団を何枚かけてもダメなんです。これは体が熱を上げるために行っているらしいですね。もちろんジェルセミュームを何度もリピートしましたが、同時に根源である乳房の炎症を治める努力が必要だ!と思い、頑張りました)
オ ッ パ イ に 見 る 陰 陽




 マクロビオティックをベースに自宅分娩のサポートをしている齋藤純子助産婦さんに言われたのが、「オッパイが詰まるとき、陰性の物が原因だと右が、陽性の場合は左が詰まる」ということ。実際に、チーズなどを食べると左が少ししこることがありました。そして、あるときみかんをたくさん食べた私の右のオッパイを飲んだユウが、「うわ〜、甘〜い。冷たくて甘くて気持ち悪〜い。はちみつみたいな、みかんみたいな味だな」と言うのです。

 おしゃべりが上手になった2歳半のミノリも、最近は右のオッパイを「甘い方のオッパイ」左を「美味しい方のオッパイ」と呼ぶんですよね。やっぱりオッパイの陰陽ってあるんだなぁと不思議に思います。
B しこっている乳房を大きくもみしだきます。決して力を入れすぎず・・・痛みを感じるようではダメです(といっても少しは痛いですよ。しこっているわけですから)。左右上下に、オッパイの底から振ってみます。ときどき乳首をジューッという感じで絞ります。ピューッと極端にたくさん出るところがあります。そいつが犯人であることが多いです。何度も繰り返して、しこった乳腺にたまっている乳汁に出て行ってもらいます。

C 協力してくれそうな人(上の子、夫など)に頼んで、詰まっているオッパイを飲んでもらいます。乳汁はあまりよい状態ではないので、本当は吸っては吐き出し・・・を繰り返してもらう方がいいと思います。(ミノリに授乳中に困ったとき、当時の夫はまったく役に立ってくれませんでした。牛乳大嫌い!豆乳ですら連想してしまって飲めない人なものですから、オッパイ飲むなんてトンでもない!気持ち悪〜っというんですよね・・・。「オッパイやめる」といって6年間のオッパイライフにピリオドを打ったばかりだったユウに頼み込み、詰まったオッパイ全部飲んでもらいました!(おかげで彼のオッパイライフはその後も続くことに・・・)

D 当の赤ちゃんは美味しくないのがわかっているからなかなか飲んでくれないのですが、寝入りばなと寝起きの頭がボーッとしているときには夢中で飲んでくれます。それを狙って、詰まっている方を積極的に与えて飲んでもらいましょう。「こんなオッパイでゴメンね」と言うより、「こんなオッパイ飲んでくれてありがとう!」と言ったほうがいいそうですよ。(これは上述の助産婦さんのアドバイス)