3 歳 に な っ た M O M よ り ・・・



 99年2月、1歳半になった息子を抱えて、思いがけず離婚することになりました。
子どもを5人ぐらい産み育てて、10〜15年ぐらいの間は母親業一筋で生きよう!と思っていたので、さて、これからどうしようか?と考え込んでしまいました。

 息子とふたり、生きていくには何かしらの仕事も必要だろう・・・しかし、自分の時間を息子以外のことに割かなくてはならないのなら、せめてその仕事は、息子の将来を明るく照らすためのものであってほしい・・・。

 彼をどんなに立派な大人に育て上げたとしても、そのとき彼が生きる社会は?付き合う友人達はどうだろう?そう考えると、ひとりでも多くのお母さんが、明るく楽しく健康に子育てできるような環境づくりの手伝いをしなければ・・・と思い立ちました。そして「自然なお産・育児・暮らし MOM」が誕生したのでした。



 それが本当に必要なことであれば、私以外の大きな力がきっとやり遂げさせてくれるに違いない。そう信じて、お金も経験も時間すらも、ほとんど何もないところからのスタートでした。自分にできることは、出産や育児を通して幸いにも知り得たお金には換えられない喜びや、ふだん気づかずに暮らしていたのてはなかなかキャッチできない情報を周囲のお母さんたちと分かち合うこと。

 また、まがいものだらけの現代にあって、本物を作り続け、後世に残そうと努力されている人々による商品を紹介することも始めました。ほかならぬ自分自身がこうしたものを求めていたこと、手に入りにくくて苦労したこと、買支えの必要性を感じたことなどから、収益性よりも品質や製造者の姿勢を重視するよう心がけてきました。

 沖縄という離島にあっては、情報の収集や発信に欠かせないインターネットも、立ち上げ当初から取り入れることができ、実店舗とオンラインサイトの双方を管理しながら、それでも自分の本業は母親であることを忘れまいと、時間のやりくりをしてきました。

 
そして「自然なお産・育児・暮らし MOM」を立ち上げて早や3年が経ちました。4月8日ーお釈迦様の誕生日を選べば、少しぐらいはご加護があるだろうと都合のいいことを考えたりしたのでした。(実は息子が授かるまで続けていた「手織り木綿の布と服の店」も、同じく4月の8日にオープンさせ、何か問題が起こるたびに不思議な力に助けられた経験があるのです)



 MOMの活動を通して、一番大切な食や毎日の生活習慣、心の安定・・・それに気付く余裕すらもてない、または、わかっていてもどうにもならないほど、身体的また精神的に苦しいところまで来ている母子があまりに多いことに気付きました。また、予防接種や薬を完全に手放すにはどうしたらいいのだろうかと探っているうちにホメオパシーという素晴らしい自然療法に出会いました。

 母子を対象にきめ細かく対応できる自然療法の専門家が必要であると強く感じ、昨春から本格的な勉強を開始しました。沖縄から毎月の通学は金銭的にも体力的にも限界を感じ(なにしろいつも子連れで動くもので・・・)、年明けから房総に仮住まいを設け、実店舗と発送業務は沖縄の母とボランティアスタッフに任せることにしました。

 店の業務から離れたことで、以前よりはオンラインサイトの充実を図れるようになり、自身が生まれ育った日本の四季のなかで子育てしたいという希望も叶いました。また、全国へのアクセスが良くなったことで、今後ますます必要とされるホメオパシーの普及活動にも力を入れやすくなりました。今年度からは、小さなお子さんの急性症状にも助言ができるよう、ますます勉学に励みながら、最も大切な食と環境、こころの問題についても、できる限りの提案を続けていきたいと考えています。



 「石の上にも3年」とはよく言われますが、何事もなかなか続かなかった自分が、こうして子どもに導かれ、自らの役割を認識することができたこと、そしてそれを3年(たった3年ではありますが)の間続けてこられたということに感無量です。

 これもひとえに支えてくださったみなさまのおかげと思い、ここに感謝の意を述べたいと思います。どうもありがとうございました。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします

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